地球交響曲(ガイアシンフォニー) 龍村仁事務所の公式ブログです
by jtatsumura
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
ライフログ
最新のトラックバック
ナイノア・トンプソン氏か..
from ホクレア号、西へ向かう
誕生日オメデトウ
from のほほん日記 the sec..
地球交響曲第六番上映会 ..
from さおたんのしっぽ
チベット仏教
from 縄文の風、たましいのこえ
earth
from Coffee, Cigare..
賛同!ダライラマと直接対..
from 草島市議会日記
龍村仁監督講演会「すべて..
from 土に還る前に
地球交響曲 第六番
from Art in Kochi
ボクネンさんとナイノア
from さおたんおきなわんblog
ホクレア基金からまず20..
from 航海カヌーマニアmania ..
リンク
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
カテゴリ:試写室( 4 )

映画 「アースearth」
映画 「アースearth」

2008年1月に公開されるノンフィクション映画「アース」を見てきました。
北極から南極まで、地球をカメラ目線で旅する壮大なストーリーです。
1秒間に2000フレームの撮影ができる超ハイスピードカメラ(実は地球交響曲第六番でも使用しているのですが)や撮影技術、壮大な製作費と撮影日数、そして制作スタッフの過酷な撮影地での粘りに、ついに地球は、その真の美しさをあらわにしたかのよう。
動物や自然のドキュメンタリー好きの私は、大抵の映像は見ていますが、この「アース」から迫りくる映像は本当に圧巻。
ホッキョクグマが冬眠から目覚めるシーン、カリブーの大群を襲う狼、空を覆いつくす渡り鳥・・・。アフリカの乾季の砂嵐の中、水場を求めて行進する砂漠象の群れ。
その象を襲うライオンたちとその息づかい。
地球を舞台に、自然のなかで繰り広げられているドラマ。今までかつて出来なかったカメラワークが、見るものを未知なる世界へと誘います。

今の私達は、月周回衛星かぐやから送られてきた美しい地球の映像に感動し、その地球で繰り広げられる命のドラマを、どこにもいかずに見ることが出来る時代に生きているわけですが、この青くて美しい地球のなかで、私たち人間も生かされている存在なのだということに気づくのは、なかなか難しい。つい、自分の命と、自然界の命、地球は、つながりあっているのだということを忘れがちです。
「アース」の壮大で美しい映像をぜひ見てください。子ども達(インナーチルドレンでもいいです)と一緒に映画館に足を運んでください。ひとりでも多くの人に「アース」を見て欲しいと思います。
そして、そのあと、「地球交響曲」を思い出してくれたら、もう一度、「地球交響曲」を見て欲しいと心から思うのです。(プロデューサー龍村ゆかり)
[PR]

by jtatsumura | 2007-11-25 17:39 | 試写室
映画「それでも生きる子供たちへ」
この映画は、両親の別離、ストリートチルドレン、HIV胎内感染、少年兵士など、7つの国の子供たちの現実を、7つの国の監督たちが描いた映画である。7つの小さな物語は、時にはスラム街で、時には紛争の中で展開してゆく。しかしこの映画はドキュメンタリーではない。紛らわしい映画のパンフレットで勝手にドキュメンタリーかと思い込み、映画が始まるまで勘違いしたことに気づかなかった。
現実の世界で起きている子供たちを取り巻く環境は、ますます厳しくなっている。にも関わらず、へこたれることなく元気に生きている子供の姿を見られるのかと楽しみにしていただけに、勘違いとはいえ残念だった。

7つのエチュードを貫くテーマは、「大人たちではくじけてしまう絶望的なときも、子供達はたくましく生きている」ということ。
7編の中で唯一、心に残った物語は、中国の監督ジョン・ウーが撮った「桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ)」である。
桑桑と小猫は女の子たちの名前である。裕福な家庭に生まれながらも両親の不仲によって愛に満たされない桑桑と、貧困ゆえ乳飲み子のときに捨てられた小猫の、このふたりの女の子の心の葛藤を描いている。この1篇だけが、揺れ動く子供の心のひだを繊細に描いていた。
小猫を演じた子役の笑顔は演技ではなく、本当にその愛くるしい笑顔に希望を感じたのだった。(龍村ゆかり)

2007年初夏 東京・渋谷 シネマライズにてロードショー公開予定
それでも生きる子供たちへ 公式サイト  http://kodomo.gyao.jp/
[PR]

by jtatsumura | 2007-02-13 17:35 | 試写室
ダーウィンの悪夢
ドキュメンタリー映画「ダーウィンの悪夢」を試写で見てから1ヶ月が経った。
この1ヶ月は正直なところ暗澹たる気持ちにならざるを得なかった。
アフリカのヴィクトリア湖に放たれた食肉の外来魚ナイルパーチが、「ダーウィンの箱庭」と呼ばれるほど豊かな生態系を壊滅させる。しかしナイルパーチは、白身魚の高級魚としてもてはやされ一大魚産業が誕生。経済的に潤う人々が現れる一方で、壊れた生態系とリンクするかのように、飢餓による貧困、犯罪やエイズが蔓延。その上ナイルパーチを輸送する航空機は戦争のための武器の密輸にも一役を買っているという、監督自身、身の危険を冒してまでもカメラを回し続けた渾身のドキュメンタリーである。
ナイルパーチ、その魚の切り身を見た瞬間、「食べたことがある」とわかった。いわゆる「白スズキ」という名で流通していた魚である。スズキのカルパッチョとか、白身のフライとかでごく当たり前に食卓に乗る食材である。今は本来のスズキと誤解を招くという理由から、アフリカ産ナイルパーチという名で売られているが、今だ「白スズキ」という名でレストランに並ぶこともある。ヨーロッパに次ぐ輸出先が日本なのである。
この映画には説明的なナレーションは一切ない。住民から聞き出した話を淡々と重ね続けることで少しずつ全体像が見えてくるという構造だ。そのせいか科学的説明が足りないとか、事実説明が不足している、客観的でなく偏りがあるという批判もないわけではない。しかし科学的実証を求めるからこそ真実が見えなくなることもあるのではないだろうか。この映画から聞こえてきたのは、「無知が生み出す愚かな行為をあなたもしていませんか」という問いかけである。
そう易々と答えが出るわけではない。
でも取り返しがつかなくなる前に、今、地球上では何が起きているのか、その事実をしっかりと受け止める。そして私たちが伝えたい未来を心に描く。最初の小さな一歩はそこから始まるような気がする。(文:龍村ゆかり)

ダーウィンの悪夢 公式サイト
http://www.darwin-movie.jp/
[PR]

by jtatsumura | 2007-01-30 06:19 | 試写室
不都合な真実
この「試写室」は、映画「地球交響曲ガイアシンフォニー」を支えるスタッフによる最新映画情報です。ご高覧ください。

***********************************************************

『不都合な真実』

映画『不都合な真実』(原題『An Inconvenient Truth』)の試写会に行ってきました。
2006年7月現在、ドキュメンタリー映画としては米国映画史上、4番目の興行成績を収め、今もヒットを続けています。日本では2007年新春にロードショー公開されます。

この映画は米国の元副大統領であったアル・ゴアが世界各地で行っている地球温暖化を警告する講演をそのまま映画にしたものです。彼はクリントン政権で副大統領を務め、2000年の大統領選ではジョージ・ブッシュと激戦を繰り広げ敗北したのはご存知のとおりです。景気が落ち込む米国では環境問題より、景気回復のため「経済最優先」のブッシュが期待されました。

ゴアがこの地球温暖化の問題を強く意識したのは、意外にも早く1960年代後半のこと。80年代には各国の首脳たちとの話し合いを始め、また、97年には京都議定書など、多くの交渉の場の中心人物でした。
政治家として長年、環境問題に取り組んでいましたが、その運動を決定的なものにしたのは実はとても個人的なことでした。当時6歳の息子が交通事故に遭い、1ヶ月間、生死の境をさまよった末、奇跡的に命を取りとめるのですが、この時、果たして将来の息子が生きる場所は安全なのか、その安全とは何かを突き詰め、危機を強めたのです。

この映画はCO2排出量が世界1位の米国で、元副大統領という立場であるアル・ゴアが地球温暖化防止を訴え、その話を熱心に聞き入るアメリカ国民が大勢いるということも伝えています。
傷跡が多く残る巨大ハリケーン「カトリーナ」から一年、異常気象の要因は地球温暖化であるという事実を受け入れることを米国政府は避けています。CO2排出に規制を掛ければ経済が滞り、地球が危機であるという「真実」を国民に知らせることは、国を掌る者にとって不都合なのだと映画は告発します。
「温暖化は深刻な問題ではない」と私たちは果たして言い続けられるのでしょうか。そして私たちにできることは何なのか。この映画にそのヒントを見出すことが出来るような気がします。


不都合な真実 公式サイト
http://www.futsugou.jp/
[PR]

by jtatsumura | 2006-09-12 01:44 | 試写室